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発音

発音

アイゼルのオンライン英会話では、発音を矯正、強化されたい方もご対応可能です。

発音強化のメリット

オンライン英会話レッスンを受ける際に、発音を矯正、強化する事はとても大きなメリットがあります。
「英会話は通じればいいんだから発音なんてやらなくていいでしょ?」と思われる事もあるかもしれませんが、ここで具体的にそのメリットを3つご説明します。

ネイティブへのストレスを軽減する

アメリカでもカリフォルニアのように色々な国から人が集まっているような場所では、アメリカ人でも日常的にネイティブではない人達の英語を耳にするので、非ネイティブの英語の発音を聞く事に慣れています。
ただ、非ネイティブの英語の発音を聞き慣れていないネイティブも沢山います。分かりにくい英語の発音で話されると、あからさまに不快な様子になる人も残念ながらいます。また、そこまで極端でなくても、ネイティブも人間ですので、聞き取りにくい発音よりも、聞き取りやすい発音の方がやはり快適に感じますし、必然的に会話も弾みやすくなるものです。
※日本にいるネイティブは日本人アクセントのある英語を聞き慣れているので、日本人の話す英語をよく理解してくれます。日本の英会話スクールではネイティブとなんとか会話が出来ていたのに、海外旅行に行った時に、現地で全く英語が通じなかった、という経験をされた方は、日本に住んでいるネイティブ、又は日本人へ英語を教えた経験があるネイティブだったから「たまたま」通じていた、という可能性もあります。

信用が増す

どれだけ文法がしっかりしていて、沢山単語を覚えていても、発音が怪しいと、ネイティブに理解されない事がありますが、それは、相手に通じにくい、というだけでなく、自分の信用に関わる事もあります。仕事では、発音が怪しいと、聞き返される事もあると思いますが、その程度によっては、相手から「この人は本当に今自分達が話している事を理解できているだろうか?」と不安に思われる可能性があります。その結果、自分以外の英語のできる人に確認を取られたり、別担当者を希望されたり、という可能性もゼロではありません。
また、仕事で英語を使うわけではなく、プライベートで英語を使う人であっても、発音が通じにくいと、相手も確認に時間がかかったりする事から、話題が広がりにくくなったり、話題を深堀りする事を避けられたりする可能性があります。それは結局の所、良い人間関係を築く事に障害になっていると言えますし、これも広く捉えれば自分への信用に関わると言えると思います。

自分の英語に自信がつく

「発音キレイだね」と褒められると、誰だって嬉しいものです。特に、まだまだ英語を話せるだけで「スゴいね」と言ってもらえる日本では、発音がキレイである事は、更に尊敬の度合いが増すものです。
英会話学習者にとって、自信がつく、という事の意味はとても大きいです。英会話習得には長い年月を要しますので、その間のモチベーション維持が英会話学習者にとっては大きな壁の1つです。そのモチベーションを維持させてくれるものの1つに、「自分の英語に自信がつくこと」があります。成果がでて褒められ、自信がついたから、もっと頑張ろうと思い、それで結果が出て褒められるから、更にやる気になってもっと頑張れる、という良い循環が生まれます。

自分の英語に自信がつくこと

英語の発音の種類

一口に英語の発音と言っても、色々なものがあります。以下、代表的なものをご紹介します。

1.単語のストレス(アクセント)

これは一番身近な発音の話だと思います。1つ1つの単語に発音記号があって、どこにストレス(アクセント)があるのか、というのは学生時代から習っていますよね。ただ、多くの方が、スペルの暗記に集中して、発音とアクセントを意識されなかった為に、大人になってwaterが通じない、という事態になったりしています。
また、同じ単語でも品詞によってストレスの位置が違う事があるというのも大切です。
例)(動詞)permit→pərmít
(名詞)permit→pə́ːrmit

2.文のストレス、リズム

文になる時に、強く読む単語と弱く読む単語というのもありますよね。これは内容語と機能語というものに分かれていて、名詞や動詞、疑問詞など、その文で伝えたいコアな部分を内容語といい、一般的に強く読みます。反対に、文章を文法的に機能させる等その文で伝えたいコアな部分ではない言葉を機能語と言い、ここは弱く読みます。例えば、Where is my computer?だと、Whereとcomputer?だけが伝われば、とりあえずその文で伝えたいコアな部分は伝えられますよね。これが内容語です。
実際の会話では、話者の意図や内容に合わせて、ストレスの位置は調整される事はよくあります。

3.イントネーション

抑揚と言われるもので、英語が歌のように話されるのは、この抑揚が大きく関係しています。身近で多くの方がイメージしやすいのは、疑問文は後ろを上げる、というものがありますよね(実際は内容によって下げる事もあります)。
何かの事実を普通に話したり、命令文だったりは、後ろを下げますが、不確実だったり疑問の気持ちを表す時には一般的に後ろを上げます。
英語は2の文のストレス、リズムと、このイントネーションがある事で、英語らしくなります。1つ1つの単語がクリアではなくても、イントネーションとその文章の中にある単語いくつかから、その文の意味をネイティブが推測する事は多く、これは英語の理解にとても大切な事です。

4.音の連結

2つの単語がくっついて発音されるもので、Can I(キャナイ)~?はよく知られているものだと思います。これは子音+母音のセットで出来るものです。例えば、anのn(子音)とactorのa(母音)がくっついて、an actorがアナクターみたいに聞こえるのもその一例です。

5.音の同化

ある音がその前後の音と混ざったり、変化してしまうものもあります。Would youはdとyouの所がジューのような音になりますよね。完全に変化してしまう形としては、want toがwannaとなったり、going toがgonnaとなったりするものがあります。

6.音の脱落

音が消えるものを言います。I don’t knowはカタカナで書くと「アイドンノー」という風に言われますよね。この時のtが消えていますが、これがまさしく音の脱落です。

他にも、同じアメリカ内であってもwaterの発音の仕方が違ったりと、地域性のあるものもあります。

最後に、面白エピソードして、関ジャニクロニクルというテレビ番組の英会話伝言ゲームという企画で、「Is it possible to return this?」と聞いた横山さんが、それが「パスポートとりたいんです。」のように聞こえたので、そのままの日本語で別のアメリカ人に伝言すると、見事「Is it possible to return this?」という風に理解してもらえたという話をご紹介します。
横山さんは、「とり・~いん・です。」という風に実際に英語で聞こえたリズムに合わせて言ったのですが、聞いたままに上手く表現できていて素晴らしいと思います。to returnの部分は、機能語であるtoは「トウ-」とハッキリ言わずに、小さく「ト」だけで終わらせて、すぐに次の内容語returnの最初の音のreの部分につなげ「とり」と言っています。更に英語ではreturnのturの部分を強調してグッと上げるので、それが横山さんの「た」を強調した「~いん」とバッチリあいます。最後の「です」は「this」とは少し発音は異なりますが、音は近くはありますし、その前でto returnとくれば、その次には返却するものの対象が来るとネイティブは推測するので、頭の中に候補としてthisやthatもちらつくため、横山さんの「です」も「this」と容易に想像でき、結果、to return thisと聞き取ってもらえたというわけです。
1つ1つの単語の発音だけを意識するのではなく、ここでご紹介したように、文全体のアクセントやイントネーション等、英語には色々な発音の特徴があるという事を理解できる面白い例だと思います。

英語には色々な発音の特徴がある

日本人講師とネイティブ講師

発音を矯正したいならネイティブに、と考える方は多いと思いますが、日本人講師に習う事もまたメリットがあると思います。日本人講師の場合、日本人英会話学習者の方と同じく、もともと日本語の発音の仕方しか知らない所からスタートしているので、そこからどうやって英語の音をキレイに生み出すかという事を考えて試行錯誤してきた経験があり、その部分、プロセスがネイティブよりも言語化しやすいのです。これはネイティブには持ち合わせていない事です。
waterのtがタのような音ではなく、ラのように聞こえるというのは(ネイティブ間でも地域によっては実際の発音は様々ですが)、日本人にとっては、注目する部分ですが、ネイティブにとっては、普通の事です。Tの濁ったような音は日本語ではない発音なので、日本人講師はどこかのタイミングでこのTを練習している事になります。結果その音を出せるようになると、どのように意識して出したか、という事を伝えられます。日本人講師に習うメリットをご紹介しているページも是非ご参照下さい。

日本人講師とネイティブ講師
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